腹筋を割るためにはフッキンが一番!そう思っている人も多いかもしれない。
フッキンは膝を立てた状態で上体を起こしていく運動だ。
カラダを鍛える習慣のない人にとっては、このフッキンが1回もできないことの方が多い。では、そういう人は途方に暮れるしかないのだろうか。
実はフッキンができなくても、割れた腹筋を手に入れる方法がある。それが体幹を使ったモデルウォークだ。
今回紹介するエクササイズをするだけで、腹筋を意識して使うことができるようになる。そうなれば日常生活においても腹筋を鍛え続けることができるということだ。
フッキンをせずとも腹筋を割るために必須のエクササイズと言ってよいだろう。イラストを使って詳しく説明するので、ぜひ今日から実践してみて欲しい。
目次
腹筋を割るには何をすればよいか?
腹筋を割るすればまず何をやればよいだろうか?
あなたはきっとフッキン=シットアップと答えるに違いない。
確かに、誰でも知っているフッキン運動は腹筋を割るための1番の近道である。しかし、いざやろうとしてみると、上体が重すぎてなかなか上がらなかったりする。腹筋が貧弱すぎたりすると、そもそも上体が床から起こせないこともある。
ではそんな人は腹筋を割ることはできないのだろうか?
腹筋はどんな人でも必ずつけることができる
筋肉はどんな人でも適切にトレーニングを行うことで必ず強くなる。これは性別や年齢に関わらない。80歳の老人であっても筋トレをすれば筋肉が太くなるのだ。
腹筋の力がまだ弱く、一般的なフッキン運動が難しい人でも段階を追ってエクササイズをしていくことで必ず腹筋を割ることができる。
では何から始めればよいのだろうか?
歩きながら腹筋を割る
フッキン運動ができなくても、歩きながら腹筋を割る方法がある。
その前に、あなたのお腹がどんなふうにできているかを知っておく必要があるだろう。
体幹とは2つの箱
人間のお腹まわりである体幹は2つの箱でできている。
ヘソから上にある箱は胸腔だ。ヘソから下にあるのが腹腔である。
普通はこの2つの箱を重ねたまま、体幹を固定した状態で脚だけで歩いている人が多い。
この歩き方では腹筋の出番はほとんどない。
腹筋を使った歩き方
人間は歩くときに手足を左右逆に振る。
これは本来は右腕を前に振ると、背骨を軸にして下の箱は左側が前にせりに出るようになる。そして左足を踏み出すことになる。これを左右に繰り返して歩くのが正しい歩き方だ。
そのとき、上の箱に対して下の箱を前後へねじるたびに腹筋が使われるのである。
感覚としては、股関節ではなくヘソから脚が始まるイメージとなる。
モデルウォーク
これはモデルの歩き方と言ってもよいだろう。
背筋をぴんと伸ばして、しっかりと体幹を安定させた状態で体を前に進ませるという歩き方だ。
練習が重要
ファッションモデルはこの歩き方を何度も練習してできるようになる。
理屈でわかっていても繰り返し練習をしなければ、体はその通りには動かないということだ。
すぐにこの歩き方をマスターすることはできないだろう。以下に紹介するエクササイズをこなしてから、モデルウォークに挑戦してみてほしい。
モデルウォークができるようになると、通勤時でも歩きながら腹筋を鍛えることができる。習慣になってしまえばしめたもの。あなたはいつの間にか通常のフッキン運動もできるようになっているはずだ。
モデルウォークのためのエクササイズ
ヒップスタンド
両脚を前に伸ばして座る。
両手を腰に当てる。天井から引っ張られるように上体を引き上げながら、片側のお尻に重心を乗せるようにする。片側のお尻で立って背伸びをするイメージだ。反対側の足は脱力するようにする。
左右交互に10回行おう。
ヒップウォーク
ヒップスタンドの要領で今度はお尻歩きをする。
片側のお尻で立って背伸びをしたら、ヘソを反対側へ向けて押し出すようにする。
左右交互にお尻に重心を乗せながら前進していく。部屋の端まで歩いたら、方向転換して戻ってくる。
モデルウォーク
背筋を伸ばして上体を高く保ちながら、骨盤の真下で着地する。
胸を正面に向けたまま、着地した足の真上に骨盤を乗せて、ヘソは反対側へ向けるようにする。腕は自然に振りながら、ヘソから両脚が出ているイメージで左右交互に歩く。
まとめ
フッキン運動ができなくても腹筋を割りたい。そういった人に効果的なのがモデルウォークである。まずはエクササイズで腹筋の使い方を理解してから、モデルウォークに取り組もう。日常生活においても腹筋を使う意識を持てば、自然と腹筋の活動時間も多くなり、知らず知らずのうちに筋肉が強くなっていく。ひたすらフッキン運動をせずとも、割れた腹筋を手に入れることができるのだ。
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モデルウォークで腹筋の使い方を学んだら、さらに、お腹のインナーマッスルも意識できるようになりたい。ピラティスを行うことで、内側からもしっかりと腹筋を鍛えることができる。
腹筋を割るのであればやはりお腹に溜まる脂肪についても知っておかなければならない。
さあ、いざ腹筋を割ろうとしてもその筋肉の構造を知っていなければ最短距離は進めないだろう。この記事で腹筋がどういった筋肉でできているのか理解しておこう。
一度に全てを理解する必要はない。まずは自分ができそうなところから始めてみよう。階段を1段1段上るようにクリアしていけば、必ずあなたは割れた腹筋を手に入れることができるだろう。
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